赤、水色、オレンジ色はかけたらピンクになるのか?やってみた
はじめに
この記事は「Run Girls, Run! Advent Calendar 2020」の18日目の投稿記事です。アドベントカレンダーが何かわかっていませんが参加してみたかったので参加させていただきました!
やってみなくちゃわからない、わからなかったらやってみよう!
Run Girls, Run!の楽曲『ランガリング・シンガソング』の中にこのような歌詞があります。
赤、水色、オレンジ色さ
かけたらピンクになった
MVはこちら
これはメンバーの担当カラーである3色を掛け合わせたらグループカラーのピンクになった、つまりこの3人でRun Girls, Run!なんだよ、という比喩表現だと思います。
が、実際に3色をかけたらどうなのかやってみたくなったのでやってみます。
少し専門的な話になりますが、このブログ記事内の「カラーコード」はRGB各8bitの24bitカラーとして扱います。RGBはR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の頭文字で、R(らん)G(が)B(ばん)ではない点にご注意ください。
ランガのカラー
アイドルグループや、最近では声優ユニットでも必ずと言っていいほど設定されているメンバーの担当カラー。RGRは結成当初からグループカラーがピンク(ショッキングピンク)であることはなんとなく決まっていましたが、各メンバーの担当カラーは2019年8月4日に行われたライブ『Run Girls, Run! 2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ!!!』渋谷公演まで決められていませんでした。
『Run Girls, Run! 2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ!!!』渋谷公演でメンバーの口から発表されたメンバーカラーは以下の通り。
- もっちー オレンジ
- はやまる 赤
- あっちゃん 水色
ちなみにですが、実はこのライブより前に放送が始まっていたTV番組「らんがばん」のロゴでもこの3色が使われていました。そうなんだ。
とはいえ、「赤」「オレンジ」「水色」と決まっても、公式のカラーコードはこれ!といったものはグループカラー、メンバーカラーどちらも公開されていません。公式HPを頼りに「この色!」と言えそうな色のカラーコードを探すところからスタートしました。
グループカラー(ピンク)
ピンクにも色々ありますがランガのピンクは一般的に言うショッキングピンクですね。公式HPでも色々なところで使われていますのでカラーコードはそれらから拝借することにしました。
#の後に6桁の16進数で表されたのがカラーコードです。2桁毎にR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の要素の強さを表しています。
各種素材は色んな人の手(環境)で編集、保存や圧縮・解凍、変換されていく過程で微妙に色がブレることがあります。例えば上図の矢印の先の色はカラーコード的には全て異なります。
実際、私もこのブログのためにいくつか画像をアップロードしたのですが、はじめはアップロード前の手元の画像とアップロード後の画像でカラーコードが異なってしまうことがありました。その後、24bitビットマップ形式で上げ直したのでおそらく正しい表示になっていると思いますが、ブラウザや環境によっては若干、カラーコードと実際の色が異なるかもしれません。(あまり細かいことは気にしなくて大丈夫です)
今回の実験ではどのカラーコードをランガのピンクとして使用するか?微妙に迷いつつ、ひとまずメンバーの担当カラーの方を探してみることにしました。
メンバーの担当カラー
これも公式サイトに行けばどこかしらで使われているだろう?と覗いてみたところ、意外や意外、プロフィールのどこにも無い...
そういえばライブのロゴで使われていたような...と思いきや、ライブのロゴはピンク、オレンジ、水色の3色...!はやまるどこ行った?
グッズの画像やらんがばんのパッケージ画像など、それっぽい色があるにはあったのですが、ここでは先日惜しまれながらも終了した配信番組『Run Girls, Run!の3人4脚自由形』のロゴで使わていたカラーを使用させていただきます(結局ピンクもそこから拝借しました)。
見慣れた3色ですね。これらを掛け合わせて
このピンクになれば説立証となります。
そもそも、色を「かける」って?
一口に色をまぜる(ブレンドする)といってもその方法は色々あります。ここではPhotoshop等でも使われる代表的な手法を3つ挙げます。
- 覆い焼き(リニア) - 加算
- 乗算
- スクリーン
覆い焼き(リニア) - 加算
なんだか仰々(ぎょうぎょう)しい名前ですが、要は加算、足し算のことです。R,G,B各要素を足すだけです。この方法で色をブレンドすると白っぽくなりがちです。
乗算
掛け算です。R,G,Bの各要素を掛け算して、最大値の255で割ります。この方法で色をブレンドすると黒っぽくなりがちです。
スクリーン
乗算の逆のようなことをやります。白っぽくなりがちです。(2色を加算し、そこから先ほどのように2色を乗算した結果を引きます。わかりづらいですね)
『ランガリング・シンガソング』の歌詞では
かけたらピンクになった
と言っていますので、乗算を使うのが良さそうですね。
まてよ?「3色をかける」って?
先ほど紹介した3種類の手法は2つの色をブレンドする方法でした。一般的に色のブレンドと言えば2色をブレンドすることを指すと思われます。3色を混ぜるというのはどういうことでしょうか?
とりあえず2色をブレンドして、それにさらに3色目をブレンドすればいいでしょう。
となると順番は
赤、水色、オレンジ色さ
かけたらピンクになった
という歌詞通り、最初に赤と水色を乗算し、その後にオレンジ色を乗算すれば良さそうですね。
やってみた(乗算)
さっそく、赤と水色の2色を乗算してみました。
早くも不吉な色ですね...でもきっとこれにオレンジを乗算すればピンクになるに違いない!!
出でよ!
...。
ちなみに順番を変えても同じ結果でした。
赤とオレンジ→水色の順
水色とオレンジ→赤の順
やってみた(加算、スクリーン)
乗算ではなく、「覆い焼き(リニア) - 加算」や「スクリーン」でブレンドした結果も載せておきます。
「覆い焼き(リニア) - 加算」
「スクリーン」
薄いピンクにはなりましたが、2人の時点でピンクになっていたり、ランガのショッキングピンクとはかけ離れていたりと、これではない感じですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?これ以外にも3色を重ねて透明度を調整するなど色々試みましたが、目的のショッキングピンクには辿り着けませんでした。
赤、水色、オレンジ色さ
かけたらピンクになった
これはメンバーの担当カラーである3色を掛け合わせたらグループカラーのピンクになった、つまりこの3人でRun Girls, Run!なんだよ、という比喩表現だと思います。
あるいは、
「駆けたら」
ピンクになったのかもしれません。
もし別の計算方法でピンクになったよ!という方がいらっしゃいましたらご一報ください。
それでは、さよなランガ~(非公式、誰も使ってない)